なぜ動画教材を使わないのか -対面講義へのこだわり-
Webデザインを学ぶ方法は数多くあります。参考書、YouTube、動画教材――しかし、私たちのスクールは動画教材を中心にした学習スタイルをあえて採用していません。その理由は、学びが本当に身につくのは「対面講義」だと信じているからです。

情報の鮮度は命
Webデザインやコーディングの世界は日々進化しています。FigmaやVS Codeといった主要ツールは頻繁にアップデートされ、参考書やYouTube動画はあっという間に古くなってしまうのが現実です。
特にここ数年は新技術の流れが早く、2〜3年前の情報はもう過去のもの。例えば、2022年出版の参考書なら選ぶことすらしませんし、2023年の本であっても内容を疑ってしまいます。
動画教材が抱える致命的なデメリット
「動画を見ればできるようになる」と思っている人は多いですが、実際は動画学習は受動的で、一方通行の学びになりがちです。見ているだけで「わかった気になる」ものの、いざ自分で手を動かすと何もできない、そんな経験はありませんか?
動画教材では、
- わからないところにぶつかると巻き戻し、繰り返し見るが結局理解できない
- 何度見てもわからないことは、結局「聞いた方が早い」
- その場では学習した気になっても、いざやってみると手が止まる → 見返す → 時間が無駄になる
こんな落とし穴に簡単にはまってしまいます。動画はピンポイントで確認したいときには便利ですが、体系的に学ぶには圧倒的に不向きです。
動画教材が効果的なのはこんなとき
もちろん、動画教材が全く無意味だとは思っていません。
ある程度知識や経験がある人が、ピンポイントで理解を深めたいとき、あるいは自分の苦手な分野を補強したいときには非常に有効です。能動的に「理解しよう」と意識できる人には、むしろ良い学習手段かもしれません。
なぜ対面講義なのか
私たちは、その場で質問できる、理解できるまで掘り下げられる、現場の最新情報をすぐに共有できる「対面講義」にこだわっています。
リアルタイムで会話をしながら、つまずきやすいポイントを丁寧にサポートする。それが最短で実力を身につける方法だと信じているからです。
学びは、聞くだけ・見るだけでは終わりません。
手を動かし、頭を使い、時には失敗しながら実践することで、本当の力になります。
私たちが動画教材を使わない理由は、そこにあります。